2012.05.02〜06
GW 北陸珍道中 −過密な観光スケジュール 車中4連泊 編−
弥陀ヶ原あたりからのぞむ雲海。
かつて富山には
男子は16歳頃までに立山参りを
して初めて、一人前の
青年と認められる
風習があったらしい。
良かった、現代はバスで。
半人前の中年も安心だ。


標高もさがり、美女平周辺では
ブナや立山杉の原生林が広がる。
巨木ともなれば
樹齢数百年から二千年なんて説も。
立山杉≠ヘ富山の県木。
屋久杉∞秋田杉≠ノ並ぶ
日本三杉のひとつらしい。
花粉症のヒトは見るだけで痒い?


もちろん美女平からケーブルカー。
美女平≠フ名前の由縁は、
立山を開山した青年の
許婚の姫が、願いを込めたら
恋が成就したとされる
1本の杉の樹を後世に
美女杉≠ニ呼んだことから。
今や熟女杉≠セけどな(?)


無事に麓の立山駅に着。
当初の天気予報では
この日は雨の予報だったが
ハゲおとこ・・いや
晴れ男のキトゥ観光。
運が良いことに雨は降っていない。
観光大使は後方で
るるぶ≠熟読中(笑)

立山駅前にある熊王の水
水源は美女平付近の山奥にある
熊王の清水=E・ん〜ヤヤコシい。
立山を開山した青年の射た矢で
傷を受けた熊が傷を癒した水で、
その熊は阿弥陀如来の化身で
この水を飲めば加護がある・・
なんとも益々ヤヤコシい水。


まぁとにかく富山は
湧き水がウマイってことで。
腹も減ったし駅前でランチ。
湧き水は美味かったが
ウドンとソバは、いたってフツー。
さすが昆布消費量日本一の
富山県だけに、すべての麺類に
とろろ昆布がINされていた。


腹ごしらえも済み、
高原バスからチラリと見えた
称名滝を目指す。
高原バスの道路から
八郎坂なる登山道を往復4時間で
トレッキングアクセスできるが
登山道は雪で閉鎖中だし、
虚弱なキトゥ観光御一行様は
マイカー移動。


称名滝(しょうみょうだき)は
4段構成。総合で日本一の
落差350mを誇る
(1段の滝での1位は2008年に
訪れた那智滝
国の名勝・天然記念物。
見難いが、実は向かって左側。
右のが目立ってるが、
コレは雪解け豊水期の春に
現れるハンノキ滝。


実際、ハンノキ滝のが落差のが
約500mと大きいが、
いつも存在する滝ではないので
日本一に認められないらしい。
称名平園地の駐車場から
遊歩道で滝を目指す。
滝までは1.3kmだが、
運動不足家族に
この落差はキツい。


ほらね。
結局ペナルティウェイトを
背負う事に(笑)
なんのバツゲーム?
えぇ、日頃の破天荒なカーライフと
ガラクタ収集散財への
罪滅ぼし的ヤツです。


おこづかい
15%ダウンよりは
まだマシか?(笑)
それにしても
次男坊、重くなったな。
ヒザが大爆笑してるぜ・・
オイ!おんぶされながら屁こくなよ。
カロリー15%
減らしたほうが良い、
飛べない豚はタダのデーブ
コレステロールな
嫁&長男坊。
息が上がって
心肺停止3分前。
滝壺にのこる雪渓が間近に見える
終点 称名橋から眺めると、
残念ながらガスってきて
滝の上のほうまで見えなくなった。
山の天気は
嫁の機嫌並に
変わりやすいって事だ。


滝からのマイナスイオン的
ドレンが降り注ぎ
眼鏡ワイパー作動中の
キトゥ観光Jr添乗員ユウ君。
車のハンドル≠
ステアリング≠チて呼ばないと
納得いかない小学生。
うちの長男坊と同学年だ。


滝のステアリング≠廻して
水量を止めちゃおう(嘘)
毎秒0・5t〜2t、融雪期や
豪雨のあとは毎秒100tの水が
流れ落ちる称名滝。
嫁に怒られて流すオイラの涙と
同じくらいの量だな。


立山からイッキに北上し、
富山湾に面した滑川市
道の駅ウェーブパークなめりかわ。
GW期間中だからか、
駐車場激混みで
「コ汚い車両はコチラで隔離」と
警備員に観光バス用
パーキングへと誘導された。


道の駅に隣接する
近代的モダンな建物は何だ?
バブル景気崩壊後、
日本経済があえいでいた
1998年に文化・観光拠点
地域のシンボルとして誕生した・・
その名も
ほたるいかミュージアム


博物館と言わず、ミュージアムと
あえて横文字使いたがるのが
なんだか切ないが、外国人には
わかりやすいのか、
看板の前でブロンド美人に
「スイマセン、シャッター
オシテクーダサーィ」と
撮影を頼まれた。


深海に棲むホタルイカにとって、
日本で最も深い湾のひとつ
富山湾は、最高の棲み家。
春になると産卵の為
湾岸に押し寄せ海面を群遊する
姿を見ることができる。
※画像はイメージです。


ホタルイカは刺激を与えると
発光することで知られている。
スゲー!キレー!
子供感動。
あ、それLEDの光ですけど(汗)
いちおう中にホンモノのイカは
居るが、刺激無いので光ってない。


もはや・・・
ホタルイカ、関係ね〜し(苦笑)
ただのイカの博物館。
しかもイラスト。
まぁ、ホタルイカが
いかに小さな生物であるか
対比の為のダイオウイカ。


海洋深層水を
汲み上げた展示プールでは
実際に深海魚やホタルイカと
触れ合うことができる。
大勢の人に触り倒されグッタリした
ホタルイカが不憫だ。
食べないでください≠フ表示に笑


撮影禁止の発光ショーでは、
実際にシアター内を暗闇にして
刺激をあたえ、ホタルイカが
美しく光る姿を見れるが・・・
ん〜なんだかなぁ・・
シアターの外で流されていた
VTR映像のがキレイだな(爆)


集団で光る姿は神秘的でも、
単体で見ると、結構グロテスク。
サイズの小さい
ホタルイカだから良いが、
これが海の怪物クラーケン級に
デカかったらと想像すると
身の毛もよだつ。


ズーン・・入場料大人800円
(季節により異なる)の割には
ビミョー@ホタルイカミュージアム。
本当に美しい郡遊海面を見たい方は
早朝に海上観光船に乗り
定置網見学ツアーに参加されたし。
まぁ、条件良ければ海岸から
網で捕獲できるらしいけど。


ビミョーなホタルイカを後にし、
魚津市の海沿いを通る
通称しんきろうロード
県道2号線を走る。
ここ富山県魚津市は
蜃気楼が見える街として
有名なのだ。


蜃気楼が見えるのは
春から初夏。
上空の暖かい空気層と
下の冷たい層との間で
光が屈折することによっておこる為、
冷たい空気しかない
雨曇りの この日
発生率0%(笑)


まぁ見えりゃ
こんあ感じ(パンフレット画像)
よーワカラン。
いろんな物体が浮いて見えたり
逆さまに見えたりする
光の屈折イリュージョン。


性格が屈折してるボキには
せっかくの蜃気楼オブジェも、
食べ終わった魚の
背骨に見えちゃう。
海の幸食べたいなぁ・・
腹減ったぁ・・・


魚津漁港での夕暮れ。
キトゥ観光の予定していた
夕食プランの御店が
TELしたら、なんと休み(!)
ツメの甘さがキラリと光る
キトゥ観光。


何軒か良さそうな
魚津の浜料理的お店を
巡ってみたが
どこもGWの夕食時で満員御礼・・
しかたなく・・明らかに
フランチャイズな店であろう
回転寿司屋へ。


富山名物の白エビ(シラエビ、
富山ではシロエビ)を堪能。
静岡で有名なサクラエビと
よく似るが、シロエビのが
少し大きく乳白色。
かつてはサクラエビの代用として
食紅で着色されてたくらいだ。


マヌケヅラ。
シースーまいうー。
どうせだったら
地の物を食べようと
ホタルイカの軍艦巻も食べたが
・・・・・・う〜ん。
やはりビミョー。


食事が遅い時間に
なったので、温泉施設も
数件あたったが
結局、本日の宿泊予定地
宇奈月温泉にある
宇奈月温泉会館へ。
駆け込み入浴だったため
最後の客だ。


一般的なスーパー銭湯的
大浴場ではなく、
地元のおっちゃん・おばちゃんが
古くから愛用する社交場的感じ。
入浴料も350円と安いが本格派。
シャンプーなどは備え付け無し。
源泉が90℃を超えるので
加水しなきゃ熱くて入れん(汗)


黒部川の電力開発とともに
発展した宇奈月温泉。
源泉は黒部川上流の
黒薙温泉から7kmもの
距離をパイプで引湯される
全国でも珍しい温泉。
ぽかぽかに温まった身体で
車中就寝。zzzzz


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