世の中ゴールデンウィーク。 何の予定も無かった我が家に 救いの手。 いつもお世話になってる 近所の薬局のランクル乗りな主から 「行くよ、来れば?一緒に。」 お言葉に甘えて おんぶに抱っこ的ノリでGo! |
ヤクザ意思@キトゥ氏。 四駆仲間の中で唯一 俺の事をシゲくん≠ニ 呼んでくれる、氏の毛髪が フサフサだった頃からの 旧知の仲。 シャツがINなのは 日本男児のポリシーらしい。 |
キトゥ氏とは、オレが今の息子たち くらいだった頃からの知り合い。 まさか大人になって お互いにランクル乗って 一緒に旅行に行くとは 夢にも思わなかった。 縁≠ニは不思議なものだ。 |
連休の道路事情を考え 深夜特急移動。 おかげで渋滞も無く スムーズに北陸入り@ 仮眠後の早朝。 前もって旅のしおり的 日程表をいただいていたが・・・ |
この頃は、まだキトゥ観光≠フ 恐るべき強行過密スケジュールを 想像すら出来ていなかった・・ 無論、ゴールデンウィーク。 急に宿など予約できるはずもなく、 今回の旅行話が持ち上がったとき 急遽増設したベットで 家族4人車中泊。 |
実は前日、病に倒れた長男坊。 ギリギリまで参加を迷い 諦めかけてたGW旅。 「だって・・絶対行きたいもん・・」 本人の強い意志で見事復活! 病み上がり・・いや 病んでる途中だで 無茶はしないように。 |
医者には 「旅行行ってもイイけど・・ 楽しめるかは本人次第」って お墨付(?)をいただき・・ 来ちゃった♪立山駅 初日が登山ってのが荒療治。 |
まぁ登山って言っても ケーブルカー&バスだし(笑) オイラは幼少の頃に 訪れ、半ベソで歩いた かすかな記憶がある。 我が親もアクティブだったのだ。 |
眠い目をこすりながら 朝一番の便で、 日本最高地点の鉄道駅 (ロープウェイは除く) 標高2450mの 室堂ターミナルを目指す。 |
立山黒部アルペンルートは 富山から長野を結ぶ 山岳観光ルートだが、 今回は富山側だけの往復。 マイカーで来訪し、アルペン道で 長野側に通り抜けした場合、 マイカーは回送業者に 高額な依頼をする必要がある。 |
立山黒部貫光。 「貫」とは時間を、「光」とは宇宙空間、 大自然を意味するらしい。 中部山岳立山連峰の大障壁を貫き 日本海側と太平洋側の偏差を正し、 国土の立体的発展を・・etc なんだかスゲー理念のもと 運営されてんだね・・ |
壮大なスペクタクルはさておき、 ゆる〜ぃ感じでケーブルカー。 眼下には麓の立山駅。 我らのようなザ・観光客から、 スノーシューなんかを 背負った重装備なアルピニストや、 中高年の登山ブームを繁栄してか 初老のにわか%o山家も目立つ。 |
ケーブルカーの終点 美女平駅からは 立山高原バスに乗り換え。 早朝にもかかわらず、 やはり始発は集中するのか 結構な混雑。 |
結局、補助席しか空きが無く 外の美しい高原の景色は、 脂ぎった初老の登山家の アタマ越しにしか 見えなかった@嫁 まぁ往復なので帰りの復路に期待。 |
室堂駅着。 寒い。 芸人ならフンドシ一丁か、 袖切ったGジャン姿に なるところだが、 ワイルドぢゃないので重ね着。 |
それでも、レインウェアに 重ね着インナーの トレッキングな軽装備。 あげくに嫁は年始のスノアタ※で ウインターブーツが壊れた為 間に合わず、底冷えするゴム長靴。 |
試しに外に出てみる。 ・・・・・・・。 真っ白だ。 まるでボキの心のように。 2回言おう、 ボキの心のように。 |
完全に山ナメてた観光客。 霧で視界は悪いし、 強風が恐怖@ホワイトアウト 我がパーティより軽装な スニーカーに長袖1枚の カップルも見かけたが・・多分凍死。 |
室堂エリアでの散策メインなら 雪解けの初夏から秋が お薦めだろうね@観光登山。 春山は、もはや冬だもの。 遭難にも注意だ。 |
室堂エリアの代表的 美観のひとつみくりが池≠ 寒中水泳できるレベルでは無い。 2012年4月には 立山に氷河≠ェあると認定。 |
室堂ターミナルから散策すること 十数分・・ 日本一高所にある温泉 みくりが池温泉≠ェ見えてくる。 予約すれば宿泊もできる。 |
温泉に入りたいところだが 間違いなく湯冷めするので 小休止だけさせていただく。 ウチら以外は ほぼ重装備な登山客。 完全に今のシーズンは 我ら場違い感満載。 |
さすがに冷え切った身体に ソフトクリームを 食べる気・・満々なのは 子供たちだけ@キトゥJrユウ君(笑) 初夏のシーズンには 観光客で賑わうんだろうね。 |
立山は古くから霊峰とされ、 信仰登山の対象であった。 立山を極楽、 地獄谷(温泉の源泉)を地獄、 剱岳を針の山として 見たてたのである。 |
針の山に登ろうとする修験者たち。 結構居るなぁ。 こんな冬山に登るなんて ド・Mだな・・きっと変態に 違いない・・・と、思ったら 某マイミクさんの女子、この翌日から 立山入山し、テントでビバーク(笑) |
某マイミクさん体験談。 猛吹雪でテント埋まりかけ 夜中に雪かき。目の前で 歩いてた人、滑落・・ 壮絶なサバイバルだったようだ。 「へぇ〜そうなん(遭難?)ですか」 見事、我がギャグも滑落だ。 |
虚弱な我が家&キトゥ観光では そこまでの体験は出来ず。 さも登った定義でバッジだけ購入(笑) 山のバッジは、山小屋のある 大きな山なら、世界各国 どこでもオリジナルが売られている。 コレクションするのも面白い。 |
ヘッポコ観光客の 本来の目的は雪山登山ではなく あくまでコレだった。 雪の大谷≠ニは 豪雪地帯の吹き溜まりを 除雪によってできた雪の壁である。 「今年も十数mの雪壁が・・」と TVのニュースで見る光景。 |
4月中旬の開通から6月過ぎまでは 雪の大谷ウォーク≠ニ称し、 約500mの区間を徒歩で 間近に見ることができる。 晴れていれば青空と雪との コントラストが美しいのだろうが・・ 曇り空なので、画像では ほぼ白一色(笑) |
こらこら、ツンツンしない。 観光客特有の、イタズラ書きも 目立つ雪壁@メッセージエリア。 アンパンマンの似顔絵から ハングル文字まで 多彩な落書きハムニダ(汗) 富山の春の風物詩。 今年は例年より積雪は少なめらしい。 |
それでも、この日の 雪壁の高さは17m。 ビル5階建て相当。 充分に圧巻の迫力である。 雪壁は倒れてこないから 安心してアタマを冷やしたまえ @次男坊。 |
そんな雪の壁をつくり出す ロータリー除雪車。 その除雪能力は1時間に4000t。 馬力は、なんと550馬力! 投雪能力45mを誇るモンスター。 除雪車界の室伏広治だ。 |
その名も三代目 立山熊太郎 2011年からは 四代目も 就任し、活躍しているらしい。 GPS搭載で 白銀の世界でも 迷子になる心配も無い? 熊太郎なのに冬眠しない働き者。 |
熊太郎の横には 小熊ちゃん(?)な ホィールローダー車も。 雪壁より重機に萌える アホ観光客(笑) 周囲の視線は痛い。 重機と戯れる観光客は皆無だ。 |
復路のバスは 観光客も分散して 先頭の特等席をGET♪ 最近、居眠り運転による高速バス 事故がニュースになったばかり。 雪壁にスノーアタック しちゃわないよう、切に願う。 |
車窓から見える 雪の大谷≠烽ワた一興。 バスが通過するたびに 外を歩く観光客が カメラを構えるのが笑えるが、 数十分前までは 自分達も同じ穴のムジナ。 |
車載カメラ@キトゥ観光大使。 この後、ビデオカメラを 車内で落っことし破壊で動作不能・・ 今回の旅の動画記録終了。 やはり、ビデオ向けられても 微動だにしない昭和の被写体には 静止画に限るぜぃ? |
気を取り直し、魔の七曲がり。 上空から見ればキレイな 大蛇的ヘアピンカーブが続く。 過去には高原バスが 脱輪した事例が1件だけある。 室堂付近は霧に覆われていたが 下界に近づくにつれ 青空もチラホラ。 |
雪壁のある季節は、 晴れていても視界が 開けないので運転手さんも慎重だ。 黄砂まじり(?)の 雪が残る季節も良いけど 新緑や紅葉の季節にも 是非訪れてみたいねぇ♪ |