2012.05.02〜06
GW 北陸珍道中 −過密な観光スケジュール 車中4連泊 編−
世の中ゴールデンウィーク。
何の予定も無かった我が家に
救いの手。
いつもお世話になってる
近所の薬局のランクル乗りな主から
「行くよ、来れば?一緒に。」
お言葉に甘えて
おんぶに抱っこ的ノリでGo!


ヤクザ意思@キトゥ氏。
四駆仲間の中で唯一
俺の事をシゲくん≠ニ
呼んでくれる、氏の毛髪が
フサフサだった頃からの
旧知の仲。
シャツがINなのは
日本男児のポリシーらしい。


キトゥ氏とは、オレが今の息子たち
くらいだった頃からの知り合い。
まさか大人になって
お互いにランクル乗って
一緒に旅行に行くとは
夢にも思わなかった。
縁≠ニは不思議なものだ。


連休の道路事情を考え
深夜特急移動。
おかげで渋滞も無く
スムーズに北陸入り@
仮眠後の早朝。
前もって旅のしおり的
日程表をいただいていたが・・・


この頃は、まだキトゥ観光≠フ
恐るべき強行過密スケジュールを
想像すら出来ていなかった・・
無論、ゴールデンウィーク。
急に宿など予約できるはずもなく、
今回の旅行話が持ち上がったとき
急遽増設したベットで
家族4人車中泊。


実は前日、病に倒れた長男坊。
ギリギリまで参加を迷い
諦めかけてたGW旅。
「だって・・絶対行きたいもん・・」
本人の強い意志で見事復活!
病み上がり・・いや
病んでる途中だで
無茶はしないように。


医者には
「旅行行ってもイイけど・・
楽しめるかは本人次第」って
お墨付(?)をいただき・・
来ちゃった♪立山駅
初日が登山ってのが荒療治。


まぁ登山って言っても
ケーブルカー&バスだし(笑)
オイラは幼少の頃に
訪れ、半ベソで歩いた
かすかな記憶がある。
我が親もアクティブだったのだ。


眠い目をこすりながら
朝一番の便で、
日本最高地点の鉄道駅
(ロープウェイは除く)
標高2450mの
室堂ターミナルを目指す。


立山黒部アルペンルートは
富山から長野を結ぶ
山岳観光ルートだが、
今回は富山側だけの往復。
マイカーで来訪し、アルペン道で
長野側に通り抜けした場合、
マイカーは回送業者に
高額な依頼をする必要がある。


立山黒部貫光。
「貫」とは時間を、「光」とは宇宙空間、
大自然を意味するらしい。
中部山岳立山連峰の大障壁を貫き
日本海側と太平洋側の偏差を正し、
国土の立体的発展を・・etc
なんだかスゲー理念のもと
運営されてんだね・・


壮大なスペクタクルはさておき、
ゆる〜ぃ感じでケーブルカー。
眼下には麓の立山駅。
我らのようなザ・観光客から、
スノーシューなんかを
背負った重装備なアルピニストや、
中高年の登山ブームを繁栄してか
初老のにわか%o山家も目立つ。


ケーブルカーの終点
美女平駅からは
立山高原バスに乗り換え。
早朝にもかかわらず、
やはり始発は集中するのか
結構な混雑。


結局、補助席しか空きが無く
外の美しい高原の景色は、
脂ぎった初老の登山家の
アタマ越しにしか
見えなかった@嫁
まぁ往復なので帰りの復路に期待。


室堂駅着。
寒い。
芸人ならフンドシ一丁か、
袖切ったGジャン姿に
なるところだが、
ワイルドぢゃないので重ね着。


それでも、レインウェアに
重ね着インナーの
トレッキングな軽装備。
あげくに嫁は年始のスノアタ
ウインターブーツが壊れた為
間に合わず、底冷えするゴム長靴。


試しに外に出てみる。
・・・・・・・。
真っ白だ。
まるでボキの心のように。
2回言おう、
ボキの心のように。


完全に山ナメてた観光客。
霧で視界は悪いし、
強風が恐怖@ホワイトアウト
我がパーティより軽装な
スニーカーに長袖1枚の
カップルも見かけたが・・多分凍死。


室堂エリアでの散策メインなら
雪解けの初夏から秋が
お薦めだろうね@観光登山。
春山は、もはや冬だもの。
遭難にも注意だ。


室堂エリアの代表的
美観のひとつみくりが池≠
寒中水泳できるレベルでは無い。
2012年4月には
立山に氷河≠ェあると認定。


室堂ターミナルから散策すること
十数分・・
日本一高所にある温泉
みくりが池温泉≠ェ見えてくる。
予約すれば宿泊もできる。


温泉に入りたいところだが
間違いなく湯冷めするので
小休止だけさせていただく。
ウチら以外は
ほぼ重装備な登山客。
完全に今のシーズンは
我ら場違い感満載。


さすがに冷え切った身体に
ソフトクリームを
食べる気・・満々なのは
子供たちだけ@キトゥJrユウ君(笑)
初夏のシーズンには
観光客で賑わうんだろうね。


立山は古くから霊峰とされ、
信仰登山の対象であった。
立山を極楽、
地獄谷(温泉の源泉)を地獄、
剱岳を針の山として
見たてたのである。


針の山に登ろうとする修験者たち。
結構居るなぁ。
こんな冬山に登るなんて
ド・Mだな・・きっと変態に
違いない・・・と、思ったら
某マイミクさんの女子、この翌日から
立山入山し、テントでビバーク(笑)


某マイミクさん体験談。
猛吹雪でテント埋まりかけ
夜中に雪かき。目の前で
歩いてた人、滑落・・
壮絶なサバイバルだったようだ。
「へぇ〜そうなん(遭難?)ですか」
見事、我がギャグも滑落だ。


虚弱な我が家&キトゥ観光では
そこまでの体験は出来ず。
さも登った定義でバッジだけ購入(笑)
山のバッジは、山小屋のある
大きな山なら、世界各国
どこでもオリジナルが売られている。
コレクションするのも面白い。


ヘッポコ観光客の
本来の目的は雪山登山ではなく
あくまでコレだった。
雪の大谷≠ニは
豪雪地帯の吹き溜まりを
除雪によってできた雪の壁である。
「今年も十数mの雪壁が・・」と
TVのニュースで見る光景。


4月中旬の開通から6月過ぎまでは
雪の大谷ウォーク≠ニ称し、
約500mの区間を徒歩で
間近に見ることができる。
晴れていれば青空と雪との
コントラストが美しいのだろうが・・
曇り空なので、画像では
ほぼ白一色(笑)


こらこら、ツンツンしない。
観光客特有の、イタズラ書きも
目立つ雪壁@メッセージエリア。
アンパンマンの似顔絵から
ハングル文字まで
多彩な落書きハムニダ(汗)
富山の春の風物詩。
今年は例年より積雪は少なめらしい。


それでも、この日の
雪壁の高さは17m。
ビル5階建て相当。
充分に圧巻の迫力である。
雪壁は倒れてこないから
安心してアタマを冷やしたまえ
@次男坊。


そんな雪の壁をつくり出す
ロータリー除雪車。
その除雪能力は1時間に4000t。
馬力は、なんと550馬力!
投雪能力45mを誇るモンスター。
除雪車界の室伏広治だ。


その名も三代目 立山熊太郎
2011年からは 四代目も
就任し、活躍しているらしい。
GPS搭載で
白銀の世界でも
迷子になる心配も無い?
熊太郎なのに冬眠しない働き者。


熊太郎の横には
小熊ちゃん(?)な
ホィールローダー車も。
雪壁より重機に萌える
アホ観光客(笑)
周囲の視線は痛い。
重機と戯れる観光客は皆無だ。


復路のバスは
観光客も分散して
先頭の特等席をGET♪
最近、居眠り運転による高速バス
事故がニュースになったばかり。
雪壁にスノーアタック
しちゃわないよう、切に願う。


車窓から見える
雪の大谷≠烽ワた一興。
バスが通過するたびに
外を歩く観光客が
カメラを構えるのが笑えるが、
数十分前までは
自分達も同じ穴のムジナ。


車載カメラ@キトゥ観光大使。
この後、ビデオカメラを
車内で落っことし破壊で動作不能・・
今回の旅の動画記録終了。
やはり、ビデオ向けられても
微動だにしない昭和の被写体には
静止画に限るぜぃ?


気を取り直し、魔の七曲がり。
上空から見ればキレイな
大蛇的ヘアピンカーブが続く。
過去には高原バスが
脱輪した事例が1件だけある。
室堂付近は霧に覆われていたが
下界に近づくにつれ
青空もチラホラ。


雪壁のある季節は、
晴れていても視界が
開けないので運転手さんも慎重だ。
黄砂まじり(?)の
雪が残る季節も良いけど
新緑や紅葉の季節にも
是非訪れてみたいねぇ♪


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