2008.06.08
トヨタ博物館 世界の名車展 −あなたの大好きなクルマ、ここに集まる−
さて、常設展示に戻ろう。
前述のとおり、
クラッシックカーに
あまり興味がないので・・
小物の展示へ・・
昔のガソリンスタンドか
なんかの看板だろう。
所さんちとかにありそうだ。


大昔のヘッドランプとかの
灯火類は調理場にかかる
フライパンのごとく展示。
今じゃ、HIDだもんな。
当時の人が
現代の明るさを見たら
きっと、天からお迎えが
来たと勘違いするだろう・・
このテールランプ、イカしてるぅ♪
やっぱ、クロカン車には
これくらい小ぶりで
金属のベゼルでカバー
されてたほうが割れにくい(?)
見ようによっては
路線バスの「次、止まります」の
ボタンみたいだが・・
展示車両を見て周ってると
目が輝くお父さんたち多数。
横では子供と母親らしき人物
母親:「こういうのってさぁ、
好きな人は 楽しいん
だろうけど・・」ってボソっ。
えぇ、カゾクサービスの
名のもと、 大半は父親歓喜、
母親寒気、子供は無邪気。


ま、いいじゃないの。
やはり展示車両も
四駆目線だが仕方あるまい。
フォードGPW
いわゆるジープと呼ばれる
モノの祖先(厳密には違うが)
Jeepがあったから
トヨタ・ジープ(後のランクル)へ
開発が繋がるのである。
このヒップラインは芸術的だ。
無駄なものは
いっさい無い軍用車の機能美。
自分は、Jeepマニアでは
ないので詳しくないのだが
熱狂的軍用車マニアの
方々を魅了するのも
うなづける。
無駄なものが無いといえば
レーシングスポーツカー。
イギリスのビンテージ期
(1920年代から30年代初め)の
中でも、ベントレーは5回も
ル・マン24時間レースを制覇。
ヘッドランプのストーンガードは
是非とも欲しいアイテム


大衆向けのスポーツカーは
現代で言えば
軽四2シータークラスだろうか?
どこか”ミジンコ”チックに見える
モーガンエアロ。
スリーホィーラーと言えば
カッチョいいが、ようは三輪車。

それにしても・・・
さすがに”トヨタ”は”余裕”ゆえ
なのか、実に優等生な展示だ。
もう少し、遊び心が欲しいとこだ。
昔訪れた、石川県にある
日本自動車博物館
せせこましかったが
どこか味わい深かった・・
やっぱ、クラッシックと
いえども、アメ車は
ある意味スゴい。
この手鏡風なのは
フロントガラスですか?(笑)


キャデラックもラグジュアリーな
キャリア付いてるじゃん。
まさか、棺おけじゃあるまい。
当時のトランクは
この形が主流のようだ。


プップクプーッ♪
豆腐屋か?どうでも良い
パーツばかりに目が行く。
さすがにクラシックカーばかりで
飽きたので、3階へ・・
3階吹き抜けゾーンでは
トヨタ自動車の創業者
喜一郎さんが
AA型乗用車の影から
ひかえめにお出迎え。
この偉大な創始者が
いろんな意味で、今の”トヨタ”を
見たらどう思うんだろうか・・


AB型フェートン(幌型)の
発売当初の価格はAA型より
50円安い3,300円。
ほとんど軍用なので
市場に出回らなかったようだ。
ま、当時の3300円は
庶民には大金・・・・あ、
今の俺にも大金か・・(汗)


1階にあったAA型もそうだが
1980年代に復元されたもの。
最近、一部の高級外車以外は
ほとんどといっていいほど
見ることが無い
ボンネットマスコット・・
素敵ですな、当時デザインは。
ホィールキャップも
素敵すぎます。
やっぱ、今の牛丼マークには
ない、味わい深さが。
品のあるザ・テッチン♪
是非とも現行モデルにも
復刻して欲しいな。


おじさんたちには
懐かしいであろう
手動式の給油機。
ウチの近所のスタンドにも
長年放置してあったが
どうなったのかなぁ・・
3階は国産車ゾーン。
戦前も戦後も、盛んに外国との
技術提携がなされたが、この
トヨペット クラウンは
純国産方式で作られた。
今や、”いつかはクラウン”から
”誰でもクラウン”になったが・・


まだまだクルマは公共的な
乗り物だった戦後の昭和。
商用車によって
大衆化がなされた
安価なミゼットDKA型。
うん、ガソリン価格高騰の
今・・チョイ乗りに欲しいな。


今でこそ、コンパクトカーが
もてはやされる時代だが、
当時も大衆車構想として
多くの軽自動車が開発された。
スバル360は”てんとう虫”の
愛称で庶民に親しまれた。
せっけんの箱みたいね。
トヨタが最も成功した
クルマのひとつであろう
カローラ。のちに
レビンやスプリンターなど
多くの派生車種も生まれ
現在でもザ・大衆車だ。
クルマが普及するにつれ、
ニーズは多様化し
より”走り”を追求したクルマが
増え始める頃。
いすゞ117クーペの
美しいボディーラインは
走る芸術品だ。
今となっては乗用車部門から
撤退してしまったいすゞ・・
往年の名車。


数年前、色々と世間を騒がせた
三菱も・・今やマジメに
クルマを作るしかない現在。
中大型セダンから撤退して
しまった今では国内で
その名を冠する新車は
見られないギャラン。
当時のコルトギャランGTOは
精悍な顔つきだ。
Wのエアスクープも勇ましい。

2ドアハードトップは
”ダルマ”と呼ばれ親しまれた
スポーツクーペの先駆車
セリカ。現在でも人気が高く、
旧車マニアには高値で
取引されている。
やっぱり旧車はカッチョえぇ♪
展示車両はテールが
赤一色のワンピーステール。
最初期型かな?
スポーツカーは、より高性能に・・
ホンダS500は
2輪メーカーで名を馳せていた
ホンダの4輪部門での
基礎を作り上げた、
後のS600やS800へと
繋がる名車。


パタパタ・・と耕運機のような
エンジン音でカワイイ
トヨタ スポーツ800
通称ヨタハチ。
”よろしくメカドック”で
女暴小町が愛車としてたっけ・・
いわずと知れたトヨタ2000GT。
トヨタが企画しヤマハ発動機と
共同開発した
高級グランド・ツーリングカーだ。
小学生の頃、工場見学に
行くともらえたのが
2000GTのモデルカーだったが、
今ではプリウスに交代したらしい


モータースポーツの
黄金期を迎えた
トヨタが発表した
グランプリカー トヨタ7。
グループ7のレギュレーションに
合わせ2シーターだ。
プロトタイプレースの
日本グランプリにおいて
確固たる地位を築いた。


心臓部には5リッターV8に
ターボを搭載した
800psのモンスターを
開発するが、大会中止で
日の目を見る事は無かった。
いやー音が聞いてみたいね。
ランクルに搭載したら
アニメみたいに吹き飛ぶかも?


まだまだ、マニアックな
車両も多いのだが
時間的にも精神的も
メジャーな車種しか
撮影でき無かった・・
それにしても、現行の車の中で
博物館に収められるような
クルマってあるだろうか?
昔の車は個性が溢れてたなぁ・・
次へ
戻る
/ /