2008.06.08
トヨタ博物館 世界の名車展 −あなたの大好きなクルマ、ここに集まる−
本館をあとにして、
1999年に開館10周年記念で
オープンした新館の2階展示室。
いきなり大八車が現れる(笑)
新館では生活文化の
移り変わりと、その時代の
クルマをジオラマ風に
展示してある。


戦後ゾーン。いわゆる、進駐軍。
ギブミーチョコレートってヤツね。
本館にあったGPWではなく
こちらはウイリスMB。
フォード社とウイリス社で
同じジープを生産したのは有名。
100パーセント互換性があり、
違いはフォード製の部品に”F”の
マークがあるくらいらしい。


戦後の庶民の足は
もっぱら自転車。
画像奥はジュラルミン製の
三菱十字号。
昔の自転車のエンブレムとかも
多数展示されていた。
燃料高騰の現在、
自転車が見直されてるが、
チャリも旧車のがカッコえぇな。


昭和2〜30年代は
はたらくクルマが目立つ。
トヨタトラックベースの
消防車らしいが、
どう見てもフォードF−100
見たまんまパクる時代ね。
今だったら著作権問題だな。


まぁ、車にせよ電化製品にせよ
パクりというか、模倣するって
日常茶飯事。
中国製にパクりのバッタ品が
多いが、ようは見た目が
似てる事より、中身の
クオリティーの高さが重要。
マツダの三輪トラック。
戦後から10年・・
もはや戦後ではない。
白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機の
「三種の神器」の昭和31年。
まさに”三丁目の夕日”
三輪小型トラックが
全盛だった時代に
実用性と低価格を
兼ね揃えたトヨエースは
三輪から四輪に転換する
きっかけとなった。


街に車やバイクが
増えると、修理を請け負う
”モータース”も増えた。
しかし、再現された展示は壁に
色々掛けただけ。
どうせならリアリティーを追求して
もらいたいものだ・・


壁にかかってた”トヨタ”の
工具箱。
こんなに美品ではないが
実は俺も持ってて現役使用中。
オヤジが大昔に
トヨタマンだったので・・
ちなみに友人も持ってた(笑)
当時、世界一厳しいと
言われた米国のマスキー法
排ガス規制を見事に
クリアしたホンダ・シビック。
なんかパンダみたいで
コミカルな面構え。
我がランクルも
排ガス対策しなきゃなぁ・・


高度経済成長期
”消費は美徳”と言われた時代の
若者文化を展示してある。
「あの頃は良かった・・」って
よく言うおじさんの
若かりし日の思い出がズラリ。
当時ロン毛だった若者も
今じゃ毛が半減だろうね・・
時代背景を元に色んな物品が
展示されていた新館。
本館よりは嗜好を凝らした
展示を目指したんだろうが
中途半端感は否めない
優等生展示・・
さらなる遊び心を期待したい。


新館1階には
ミュージアムショップ。
様々なグッズや書籍が
所狭しと並ぶ。
ちなみに、新館1階は
入場無料なので、
博物館へ入館しなくても
ココだけでも楽しめる。


ふふふ♪
子供も大人も目が輝くわな。
過去に何度か訪れたときは
トヨタ博物館限定の
ランクルトミカもあったけど、
今回は無かった。
再販してほしいなぁ・・
ミュージアムショップ横には
付き合わされて疲れた
奥様などはココで一服な
カフェテリアも・・
この他、新館3階には
図書閲覧室、本館1階には
レストランと情報コーナーなど、
無料ゾーンも結構あり。
こちらも無料ゾーンの
新館1階キッズガレージ。
展示だけ見ると
完全に大人向けなのだが・・

1907年製の
ローバーには、
実際に座る事もできるので
子供も大人も喜ぶ。


なにやら擦ると
画面から映像が
出る仕組らしいテーブル状の
モニター。必死に擦ってた。
外国のスタンドを
中途半端に再現(笑)
いまひとつパンチに欠けるが
備品はどれも美品だった。
手にとって触れると
さらに嬉しいのだが・・


奥の壁には
ズラリと並んだ工具類。
本当にキッズガレージ?
見てたのは大人しか
いなかった。


子供はね・・やっぱ単純なのが
楽しいわけで・・木製の
パズルが1セットあっただけ。
”キッズ”ガレージなので
もう少し子供向けの充実を。
普通に休憩所みたいだった・・
これも実際に乗れる
新館1階の階段下に
寂しげに置かれた
イギリスのスイフト9HP
なにゆえこの車種が
乗用展示されてるかは不明。


アップで見ると
ステアリングが付いた
ゴージャスソファー?
横の小太りなオッサンの
”ワシも座りたいぞぉオーラ”を
感じたが、敢えてくつろいだ。


世界のナンバープレートも
新館入り口付近に
回転式装置で展示。
外国のナンバーなので
ほとんどのものが
カメラのフラッシュに反射した。
愛知万博に展示されてた
・・らしい[i-unit]ってヤツ。
イカの体色変化みたいに
妖しい色光を放ってた・・
個人的には、セグウェイに
毛が生えた乗り物と認識。
未来にオフロードは
無いのか?

愛知県民だが結局行かなかった
愛知万博・・・人ごみ嫌いだで。
見なかったからって
特に不自由は無いけどね。
“自然の叡智”がテーマだった
らしいが・・環境団体に
反対されたり・・土地の
開発問題だったり・・


閉幕後のリニモは
大赤字だったり・・・と色々
問題があったみたいね@万博。
このマシンも遺産?
万博で活躍した
・・・らしい[IMTS]ってバス。
専用道でしか電波磁気で
誘導し自動操縦できないバス。


展示なのか否か?
観光バス用の駐車場の
片隅に置かれてた
[IMTS]は、ヘッドランプに
水が入って無残な状態。
ただ、自分のランクルと
比べたら、まだボディーに
艶があった。
モリゾーも運転席に座り
天を仰いで固まったままだ・・


博物館内に飾られた
ピカピカな展示車両と、
我がランクルでは
天と地、月とスッポン、
アントニオ猪木と
アントキの猪木ほどの
艶やか差・・・・
悔しいので限定の77の
置物を購入し
キラキラ光らせといた。


駐車場では
眩いばかりに太陽光を
反射した愛機の縞板が
周囲の高級車どもから
完全に浮いちゃってたけど・・
また気が向いたら
来ようかな、トヨタ博物館。
今度はワックスでも掛けて。
あ・・ワックスって何か
知らなかった@洗車嫌い(笑)


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